裏切りの少年
―――2日後

相棒が俺の自宅に来て、『Infinite Information』をプレイした。

自宅に来てから、ゲームソフトを見せたが、何の疑問もない様子でゲームをプレイした。

俺はその様子を見ていた。

5時間後、相棒がもうじき攻略すると教えてくれた。

俺はプレイ画面を見ながら、攻略の瞬間を見ようとした。

相棒はプレイ画面に映る扉を見ながら、話した。


「この扉を開けば、最後のステージです」


相棒は席を移動した。

俺はコントロールを持ち、相棒の指示通りに扉を開いた。

俺は部屋を進むが、何もない。


「これが、西条の話していたバグってやつか」


俺は確かめるように聞いた。


「はい………」


俺は相棒が話し終えた後に、しばらく考えた。


「お前、この前の任務で『G』本部で議長に報告したよな。
そのとき、『西条ヨウ』に関して何か言ってなかったか」

「特に………ないです」

「それじゃあ、『西条ヨウ』に関する情報はないか」

「………管理部の方が『Infinite Information』の解析をしたって話してました。
でも、一部のみですけど………」


俺は相棒の顔を見た。


「本当か。そいつに会わせろ」

「はい………」


俺は相棒に許可を取り、会わせてもらうことにした。
< 56 / 243 >

この作品をシェア

pagetop