独占★Honey


「辰くんが、辰くんが

この世のだれよりも好きです!!


辰くんがだれを思っててもいいの。
わたしなんか、恋愛対象外だっていいの。


わたしが好きなの。

この気持ちを、伝えたくて
抑えられないから・・・・

辰くんに、辰くんに聞いてほしくて・・・・


ここで、待ってた。」






赤い頬に赤い目。


あの最悪な日と同じ美亜の顔。





でも、美亜のどんな表情よりも

愛しい。



涙の一粒一粒まで

俺を思ってながしてくれたんだと思えば


愛しくて仕方がない。





それに、大好きなはちみつ色の髪。

あの日は輝いてなかったけれど



今日は一段と輝きをまして

太陽の光とともに俺をキラキラと照らしている。







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