独占★Honey
「辰、くん・・・・。」
大きな茶色い瞳は、血走っていても
可愛さは減らない。
むしろ、俺だけがうつってる
っていう優越感にひたっているせいか
倍増しに可愛い!!
「わたし、
『ファーストキスは甘酸っぱい』
って聞いて事があるの。」
「どうだった?」
「甘酸っぱいなんてものじゃないね。
甘くて甘くて、とろけそう・・・・。」
真っ赤になりながらも、伝えようとしてる姿が可愛くて
俺はおでこに唇をおとす。
「あの、辰くん・・・・」
「ん、なに?」
「えっと、わたしね・・・・・」
ぎゅっと目をつぶってから
また俺を見上げる。