独占★Honey
「美亜、行こう?」
めぐちゃんに手をひかれて席についた。
出席番号順だから、めぐちゃんとはとっても遠い。
残念;
でも、かばんを置いて、すぐにめぐちゃんはわたしのもとへ来てくれた。
「相変わらず、すごい人気だね。」
「妬いてる?」
「ちがうよ!!」
「慌てすぎでしょ。」
めぐちゃんはクスクス笑う。
「美亜さ、好きなんでしょ?あいつのこと。」
「・・・ちがうよ。」
ちがう、よ・・・・
めぐちゃんはにっこり笑って「そっか。」と言った。
ガラガラガラガラ・・・・
「はい、席に着いてください。」
担任は男の先生だった。
なんか、影がうすい;
わたしも、うすいけど・・・・