独占★Honey
「辰くん!
わたし、さき学校行く。」
「え?美亜・・・・『いいじゃん!!』
とめようとしたら、ルミちゃんにとめるのを止められた。
「ねぇねぇ、辰巳くん。」
「ん?なに??」
「わたしね、辰巳くんの彼女になりたいな!!」
ふ~~ん。
そうなんだ・・・・。
「別にいいよ。」
「え!?本当に??」
「うん。約束守ってくれたらね。」
「約束・・・・?」
中学のときの彼女たちとも同じ約束をした。
「俺を独占しないこと。
俺が他の女の子としゃべってたりしてても何も言わない。
他に彼女ができても何も言わない。
俺に従うこと。
って言っても奴隷とかじゃないからね。
あと、美亜には絶対なにもしないこと。
この三つ。
守れる?」
「最後の、どういう意味なの?」
「そのまんまの意味。
この際だから言っちゃうけどさ、俺の本命は昔から一人なの。
美亜にもし、なんかしたら・・・
キミのこと嫌いになっちゃうからね。」
「わかった。」
ルミちゃんはうれしそうにぎゅっと腕をからめてきた。