独占★Honey
そんなとき、司くんの携帯がなった。
「もしもし?」
きっと蜜さんだ・・・!!!
司くん、自分では気づいてないみたいだけど
蜜さんと話してるとき
とっても口調が優しい。
そりゃ、わたしとか辰くんとかにだって
他の人と比べたらだいぶ優しいけど
蜜さんと比べたら大違い。
本当に大切なんだなって思う。
そんな二人が、わたしにとってはあこがれなの。
いつかは、わたしも、司くんたちみたいになりたいなって。
『司~~~!!!』
ちょっと離れてるわたしにまで聞こえてくるくらいの
大きな声。
「うるさいよ、蜜。」
『だって~~~
うぅぅぅ・・・・
ここ、どこ~?』
「だから言っただろ?
俺が駅まで迎えに行くって。
・・・・え?
迷惑なんて慣れたっつうの!
で?今どこにいんだよ・・・・。」
司くんは、あきれながらも
愛しそうに携帯でしゃべってる。