独占★Honey



「は、はじめまして!

蜜・・・
いや、ちがう
わたし、は・・・・
神楽です。蜜です。司です。彼女です。

って、ちがう・・・・えぇっと~。」



「蜜、落ち着けって。」

「う、うん!!」


真っ赤になって何回もぺこぺことうちの両親にお辞儀する蜜さん。


可愛さは今でもかなり健在みたい。



「あら~~、あなたが蜜ちゃん?」


お母さんはまだ蜜さんが自己紹介に戸惑ってるっていうのに
我慢できなかったみたい。


近寄って無理やり手をとって握手。



「え?!あ、ハイ!!!」


びっくりしたように目を丸くしながらも笑う蜜さん。


「はじめまして!司の母です!」

「は、はじめまして。
神楽 蜜です!!」


やっとちゃんと名前を言えて少し安心した表情になった。



「主人です~。」



お父さんが名乗る前にお母さんが紹介。

なんだか、お父さん・・・ちょっと不服そうだ;



「はじめまして。」


それでも笑顔をつくる。



蜜さんも「はじめまして。」と笑った・




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