独占★Honey



「美亜

ホント、

ごめ『なにに対して?』





俺の言葉をさえぎった美亜。




美亜が口を利いてくれたことに安堵した。







「なにに対しての『ごめん』なの?」



少しだけ顔をあげた美亜の目は真っ赤だ。

大きな目は血走っている。




「え・・・・?」



「ノリで告白してごめん?

からかってごめん?」





「ちがうよ!」


あの告白はノリなんかじゃないし

からかったわけんでもない。







「じゃあ、なんなの・・・?」






< 72 / 117 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop