独占★Honey
帰りだって、辰くんは日替わりの彼女たちと帰った。
相変わらずモテモテな辰くんは
毎日1回は告白されてるみたい。
周りには
わたしなんかよりよっぽど可愛くって
性格もよくて
なんでも完璧にこなす
まさに
辰くんにつりあう女の子がいっぱい。
これで、いいんだよね・・・・
わたしなんか、所詮
辰くんを好きでいたって仕方がないもん。
辰くんが好きになってくれるはずがないし
周りがそれを許すはずがない。
こうやって、辰くんに構われなくなったほうが
女の子たちからの風当たりもだいぶ楽になったし
こっちの方が、いいんだよ。
なんて思ってるのに
目は
辰くんを追うことをやめない。
やめられない。