独占★Honey


「美亜は、俺が告白しても
冗談としか受け取らないんだ。昔から。

俺は、美亜以外に告ったことないし、
美亜以外にだきついたこともない。
美亜にしか『可愛い』って言わないし、
美亜にしかこんなにも尽くさない。

美亜しか見えないんだ。
美亜しか愛せない。」




けど、美亜は・・・・



「けど、美亜には俺の気持ちきっと半分も伝わってない。

『美亜だけだ』
っていくら言ったって信じてくれない。」




「ドリンクバーふたつお持ちいたしました。

あちらの機会でドリンクをおいれください。」



俺たちの空気を読んでか、早々に退散する。






「もう、俺どうすればいいんだよ・・・。

どうすれば、美亜が信じてくれる?
俺を好きになってくれる?」



わからない。


だって俺、恋がかなったことないもん。

美亜にしか恋してないから


恋が実る方法なんて、知らないもん・・・・。





< 90 / 117 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop