独占★Honey


「ねぇ、俺すっげぇ辛い。

超切ない。

今、すっげぇ弱いよ。」



「へぇ。今迫ったら、辰巳くん、簡単に落ちそうだね。」


はは。

ルミらしい・・・・。




「かもね。

だって、今俺片時もひとりでいたくないもん。
だから毎日女の子といるんだ。

女の子たち、みんな俺に優しいし、俺のこと好きでいてくれるし。
俺を慰めてくれる。


ねぇ、ルミもそうしてよ。
俺を慰めて?」




じっと上目遣いでルミを見つめる。



なにも入っていないグラスから視線をあげたルミと見詰め合う形に。





「クスッ嫌よ。」



え・・・・・?




「慰めてなんて、やらない。」






ルミは悪戯に笑ってべっと舌をだした。






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