冬恋 ~フユコイ~
急いで荷物を纏める。

元々、私のモノなんて殆ど無かったに等しいから、すぐに用意は出来た。

「あの・・・浩輔さんに」

「ナニっ!?」

「ありがとうございました、って・・・お伝え」

「お断りよ!」

・・・・・・。
そりゃ、そっか。
そう、だよね。

「お邪魔、しました・・・」
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