冬恋 ~フユコイ~
12月30日(木)
二日目は一緒に出掛けた。
登山電車に乗り、ケーブルカー、ロープウェイ。
船から見た富士山はとてつもなく荘厳だった。
「綺麗・・・」
そう言って、また涙を流す美紗。
純粋なんだと思う。
ちっとも汚れていない美紗。
彼女の前では恥ずかしいほど汚れてしまった俺。
ちっとも相応(ふさわ)しくないのかもしれない。
でも、他の誰かになんて渡せない。
渡したくないんだ。
ねえ美紗、分かってる?
俺がどんなに君の事を愛しているか。
もう君しか見えない。
君しか愛せないんだ。
登山電車に乗り、ケーブルカー、ロープウェイ。
船から見た富士山はとてつもなく荘厳だった。
「綺麗・・・」
そう言って、また涙を流す美紗。
純粋なんだと思う。
ちっとも汚れていない美紗。
彼女の前では恥ずかしいほど汚れてしまった俺。
ちっとも相応(ふさわ)しくないのかもしれない。
でも、他の誰かになんて渡せない。
渡したくないんだ。
ねえ美紗、分かってる?
俺がどんなに君の事を愛しているか。
もう君しか見えない。
君しか愛せないんだ。