《完》守って! SILVER☆EYES ~狼クンとファンタジーラブ~
銀も荒い息の合間に、
怒りを込めて氷龍に返す。
そしてサッとあたしに
視線を走らせると、すぐに
また氷龍に向き直って、
「姫は、必ずオレが里に
送り役目を果たしてもらう。
――邪魔をしてもムダだ。
おとなしく、帰れ」
それはかなりすごみのある
声だったけど、残念ながら
氷龍にはたいしてこたえ
なかったみたいだった。
氷龍はおどけたしぐさで
肩をすくめて、
「それはできない。
こっちだって我が長からの
使命を受けてるんだからね」
_
怒りを込めて氷龍に返す。
そしてサッとあたしに
視線を走らせると、すぐに
また氷龍に向き直って、
「姫は、必ずオレが里に
送り役目を果たしてもらう。
――邪魔をしてもムダだ。
おとなしく、帰れ」
それはかなりすごみのある
声だったけど、残念ながら
氷龍にはたいしてこたえ
なかったみたいだった。
氷龍はおどけたしぐさで
肩をすくめて、
「それはできない。
こっちだって我が長からの
使命を受けてるんだからね」
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