《完》守って! SILVER☆EYES ~狼クンとファンタジーラブ~
……なんて心の中で言って
みたところで、相手に
聞こえてるはずもないんだけど。



実際は金縛りにあった
ように無言で突っ立ってる
だけのあたしを見て、
氷龍はクスッと笑った。



そして上唇をペロッと
なめて、妙に艶のある
楽しそうな声で、



「かわいい姫――

キミの純潔は、僕が頂こう。

時間はまだある。
時を改めて、また今度、ね」



「え―――…!?」



「黙れ。

そんなことは、絶対に
させない――!」


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