《完》守って! SILVER☆EYES ～狼ｸﾝとﾌｧﾝﾀｼﾞｰﾗﾌﾞ～

ケンカっていうかホントに
拳法みたいに自分達の体で
戦ってたけど、どちらも
ダメージを受けたようには
見えなかったから。



銀は考え込むように俯いて、



｢あの程度じゃ正直わからない。

霊力はそこそこ感じた。

けど今日はオレもアイツも
少しも力を出してない｣



｢え、そーだったの？｣



そう言えばたしかに氷龍は
小手調べだった、とか
言ってたけど……。


でも銀は真剣に氷龍に
襲いかかってたし、本気で
戦ってるように見えたけどな。


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