《完》守って! SILVER☆EYES ~狼クンとファンタジーラブ~
こんな気持ちはなんて説明
すればいいのか。



きっと伝えても、銀には
よくわからないんだろうな。



それに正直に話すのも
恥ずかしかったから、
あたしは曖昧にごまかした。



「何でもないよ、気にしないで」



銀からの返事は返ってこない。



納得してくれたんだと
思って、あたしはそのまま
無言で歩き続けた。



けど中庭を横切る渡り廊下
までさしかかった時、また
銀の声が耳に飛び込んでくる。


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