《完》守って! SILVER☆EYES ~狼クンとファンタジーラブ~
声を出されちゃ困ると
凰牙クンはとっさに彼を
押し倒して口をふさぎ、
追っ手が過ぎるのを待った――

と、こういうことらしい。



「ナンなんだこの馬鹿力の
ガキはっ!?

お前らの知り合いか!?

――つーかお前も誰だよっ!!?」



当麻クンは怒ってるのか
パニクってるのか、とに
かくすごい剣幕であたしや
銀にくってかかってきて。



怖いし事実を言えるわけも
ないし、首をすくめて
縮こまってるところに
騒ぎを聞きつけて風紀
委員が戻って来ちゃって。


_
< 203 / 426 >

この作品をシェア

pagetop