《完》守って! SILVER☆EYES ~狼クンとファンタジーラブ~
「お、おはよう。

……どーしたの?」



振り返って、ぎこちない挨拶。



『どーしたの』なんて、
あまりにしらじらしいって
わかってるけどね。


だって、彼――当麻クンが
あたしを呼び止める理由
なんて、昨日のこと以外に
あるわけないんだから。



……立ち止まって改めて
見ると、彼はホントに
典型的なヤンキー。



髪の色は周りから浮いてる
し、制服も着崩してるし……
そういえば昨日は、隠れて
喫煙してたらしいし。


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