《完》守って! SILVER☆EYES ~狼クンとファンタジーラブ~
「あたしホントに二人の
居場所なんて知らないの。

ゴ、ゴメンね。

でもあんな小さな子に
仕返しなんて、考えない
方がいいよ――」



言い終わると、逃げる
ようにスタスタと歩き出した。


あんな目立つ所でずっと
話してたら、また風紀委員
とかにも注目されかねない。



「あっ、オイ、待てよっ!!」



呼び止める声を振り切って
そのまま小走りに校舎に
駆け込んじゃう。


でも、中まで追いかけては
来なかった。

もともと登校する気は
なかったのかもしんない。


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