《完》守って! SILVER☆EYES ~狼クンとファンタジーラブ~
そしてそれを防ごうと
全身を伸ばして、必死で
両手を振り回してた。

どこかにつかまろうと思って。



ありえない。浅いお風呂が
一瞬にして水深3メートル
くらいのプールにでも
ならない限り。



(なんで……!? なんで
こんなこと……!?)



力の強さはハンパなかった。



抵抗なんてなんの意味も
なく、あっという間に
あたしの体は頭まで水に沈む。



苦しいよ――息ができない――!



(助けて―――

助けて、銀………!!)


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