《完》守って! SILVER☆EYES ~狼クンとファンタジーラブ~
「氷龍―――…!!」



どうやってここまで入って
きて、そこに座ってるの
かもわからない。


けど間違いなく、あたしを
狙うあの刺客の姿がそこにある。



(それじゃあ今のも、
氷龍が……!?)



「絶好の好機だから必ず
成功すると思ったんだけど。

思ったより察知が早かったね。
――さすがと言っておこう」



「ふざけるな……!!」



ギリッと歯を食いしばる
音がして、あたしの肩を
抱く腕にグッと力がこもった。


……銀、ものすごく怒ってる。


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