《完》守って! SILVER☆EYES ~狼クンとファンタジーラブ~
「使い魔か?

こんな低俗なモノに姫を
狙わせるとは――!」



「低俗だからこそ監視の
網をすり抜けられたんじゃ
ないか。

それに僕の属性を忘れたかな?

水のある場所で姫から目を
そらすキミの方が悪い」



「くっ………!」



銀は悔しそうに唇を噛んだ。



でも、すぐに氷龍をさらに
強く睨みつけると、あたし
の体をそっとバスマットの
上に横たえて立ち上がる。


そして、



「去れ! 

でないと、使い魔も
オマエもただじゃおかない」


_
< 234 / 426 >

この作品をシェア

pagetop