《完》守って! SILVER☆EYES ~狼クンとファンタジーラブ~
怒りに満ちたすごみのある
声だったけど、氷龍は
クックと面白そうに笑った。



「おやおや、こんな所で
何をしようっていうのかな?」



「うるさい。

これ以上オマエの顔を
見てるのも嫌なんだ。

今すぐ去らないなら――

多少派手でも、容赦しない!」



氷龍に対峙する銀の姿勢が
変わった。



スッと腰を落として、
体の前に両腕を伸ばして。


何かの力をその両手から
発しようとしてる――
そんな構えに見えた。


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