《完》守って! SILVER☆EYES ~狼クンとファンタジーラブ~
あんなにすごい閃光だった
のに信じられないけど、
氷龍は桟に座った姿勢の
まま、傷ひとつ負うこと
なく止めてしまったんだ。



「せっかちに加え短気か、
キミは。

ダメだよ、長生きできないよ?」



やがてゆっくりと腕を
おろして、氷龍が言った。


そのバカにしたような
口調に銀はギリッと
歯ぎしりをして、



「ほざいてろ……!

オレは――例え力を
使い果たしたとしても、
姫だけは守る――…!」


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