《完》守って! SILVER☆EYES ~狼クンとファンタジーラブ~
なんでそこまで? って
思うくらい必死な声で、
彼は言った。



何だかあたしは胸が苦しくなる。



銀はどうして、こんなに
一途にあたしを守るって
繰り返すの……?

任務だとは言っても、そこまで。



あたしが、“姫”だから?


だけどあたしはこんなに
弱くて何もできない、
ただの女の子なのに……。



複雑な思いでその場を
見つめてると、氷龍がまた
余裕たっぷりにフフッと
軽く笑った。


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