《完》守って! SILVER☆EYES ~狼クンとファンタジーラブ~
「本当にキミは面白い狼だなぁ。

僕もできれば一度、本気で
手合わせ願いたくなってきたよ。

次は、そんな機会があると
いいね」



まるで週末の楽しい予定を
話すかのようにそう言って
氷龍はその場――出窓の
桟に器用に立ち上がる。



「待て―――…!!」



銀が素早く察して飛び
かかろうとした。



けど、それより先に氷龍は
ニヤリとした笑いを唇に
浮かべると――
一瞬にして、姿を消した。


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