《完》守って! SILVER☆EYES ~狼クンとファンタジーラブ~
「ううん……」



きっと銀のせいじゃない。



詳しいことはわからない
けど、氷龍は言ってた。
『目をそらすからだ』って。


……あたしがお風呂の時は
見ないで、なんて言わな
ければよかったんだ。



「あたしこそ、ゴメン……」



謝ると、銀は不思議そうに
目を見開いて、



「どうして姫が謝る?

守れなかったのはオレなのに」



そう言いながら、銀は
ゆっくりとあたしの方に
歩いてきた。


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