《完》守って! SILVER☆EYES ~狼クンとファンタジーラブ~
でもそれじゃ、それを補う
方法って?


大地の力って言うなら、
自然の多い所にでも行けばいい?



真剣な眼差しで凰ちゃんを
見つめ、次の言葉を待つ。



そんなあたしに、ピンと
凰ちゃんの短くてかわいい
指が向けられた。



彼はまっすぐにあたしを
指差して、



「里に帰ってる暇はない。

それやったら、姫が銀に
霊力を与えたったらいいんや」



「…………は? あたし??」



あたしも自分を指差して
キョトンとしちゃう。


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