《完》守って! SILVER☆EYES ～狼ｸﾝとﾌｧﾝﾀｼﾞｰﾗﾌﾞ～

｢すっ、涼香が変なこと
言うからでしょ！｣



あたしはプイとそっぽを
向いて、速度を速めて
スタスタと前に出た。



だけどそうすると銀も
即座に歩幅を大きくして
ピッタリ隣について来て、
なんかよけい変な感じになる。



｢銀……そこまでピッタリ
くっつかなくてもいいよ……｣



―――はぁっ。


ヤだな……なんであたし、
こんなにドキドキしてるのよ。



涼香の冗談にまで敏感に
反応しちゃって、なんか
自分でもバカみたい。


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