《完》守って! SILVER☆EYES ~狼クンとファンタジーラブ~
(けど、なんかダメだ。

こないだから……)



そう……銀とキスした、
あの夜から。



「………気にしたって、
仕方ないのに……」



「―――? どうした、姫?」



「あっ、ううん、何でもない!」



銀の問いかけにあわてて
ブンブンと手を振った時、
視界の端に見覚えのある
姿が映った。



「当麻クン――…!?」



あの目立つ赤茶の髪は
見間違えようがない。


――通学路の先の方に、
当麻クンが立ち止まってる。


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