《完》守って! SILVER☆EYES ～狼ｸﾝとﾌｧﾝﾀｼﾞｰﾗﾌﾞ～

｢アハハッ！

それは逆やねん、姫。

銀は里のみんなの反対を
押し切って、半分勝手に
飛び出したようなもんや♪｣



｢オイ凰牙、勝手に
しゃべるな！｣



凰ちゃんの暴露に銀は
あわてたように怒鳴る。



あたしはさらにビックリ
して聞いた。



｢どーゆーこと？｣



｢長の玖狼様が眠りに
ついたんやから、みんなは
なんかあった時のために
銀は里におるべきやって
言うたんや。

護衛やったら別のモンを
ようけ行かしたらいいからって。

けど銀は、オレが一人で
行くて言い張って……｣


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