《完》守って! SILVER☆EYES ~狼クンとファンタジーラブ~
―――――…
―――…
「そうだったんだ……」
銀の話を聞き終わった
あたしは、不思議な気分だった。
自分では何も覚えてない、
5歳の頃の出来事。
あたしの記憶にない
過去に、そんなことが
あったなんて……。
「キツネを追って山に
入ったんだ、あたし……」
「そうみたいだな。
霊狼の里は、山の奥深くで
次元の壁1枚を隔てて
人間界とつながってる。
野性の動物はそれらを
行き来してるから、追い
かけるうちにオマエも
迷い込んだんだろう」
_
―――…
「そうだったんだ……」
銀の話を聞き終わった
あたしは、不思議な気分だった。
自分では何も覚えてない、
5歳の頃の出来事。
あたしの記憶にない
過去に、そんなことが
あったなんて……。
「キツネを追って山に
入ったんだ、あたし……」
「そうみたいだな。
霊狼の里は、山の奥深くで
次元の壁1枚を隔てて
人間界とつながってる。
野性の動物はそれらを
行き来してるから、追い
かけるうちにオマエも
迷い込んだんだろう」
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