《完》守って! SILVER☆EYES ~狼クンとファンタジーラブ~
「銀―――…」



鼓動が聞こえてしまい
そうなほど速く、高く打ってる。



どうしてこんなにドキドキ
しちゃうのか――自分でも
わかんないけど、抑えられ
なかった。



ただ、銀の言葉があたしの
胸を震わせて熱くしてる。



これは“嬉しい”っていう
感覚だって、しばらくして
から気づいた。



(そんな11年も前の思いを
果たすために、銀は来て
くれたんだ……)



そうして必死に、あたしを
守ろうとしてくれてた。


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