《完》守って! SILVER☆EYES ~狼クンとファンタジーラブ~
「ナンだ………?」



あたしに覆いかぶさってた
当麻クンも、さすがに
ビックリして上半身を起こす。



それとほぼ同時だった。



――保健室の何もなかった
空間に、青い光をまとった
人影がパッと現れたのは。



「銀っ!? 凰ちゃん――…!!」



夢みたいだ。



だけどそれは間違いなく、
あたしが待ち望んでた二人の姿。



二人は体から電流みたいな
不思議な光を放ってて、
今もそれがパチパチと音を
たててる。


_
< 356 / 426 >

この作品をシェア

pagetop