《完》守って! SILVER☆EYES ~狼クンとファンタジーラブ~
粒子をまとった薄い
シルバーのオーラ。



ゴウゴウと地響きみたいな
音をたてる強風に、長い
艶やかな銀髪がたなびいて
揺れてる。



神々しいってこーゆーのを
言うのかもしれない。


こんな時なのに、あたしは
なぜかそんなことを考え
ちゃってた。



首締められてて息苦しい
のに、ホント不思議だけど。



「姫―――…」



氷龍の様子を注意深く
伺いながら、銀があたしに
呼びかける。



視線をしっかりと絡めて、
彼は言った。


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