《完》守って! SILVER☆EYES ~狼クンとファンタジーラブ~
「オレを信じられるな?」



「えっ………?」



ドキッとする。



いつもと違う上からっぽい
口調も、そのセリフも。



「姫には傷ひとつ負わせない。

オレを、信じろ」



言い終わるが早いか、銀の
姿はあたしの視界から消えてた。



とっさに何が起こったのか
わからない。



え? と思った時には目の
前に黒いシルエットが
あって、ヒュッと鋭い
風が起こって――…


そして次の瞬間には、首を
締め上げる氷龍の力が
フッと緩んだ。


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