《完》守って! SILVER☆EYES ~狼クンとファンタジーラブ~
この高さを落ちて地面に
追突した?



一瞬怖い想像が頭をよぎる
けど、銀は落ち着いた口調で、



「あの程度じゃたいした
傷も負ってない。

どのみちここじゃ、決着は
つけられない」



「そう……なの……?」



地面に倒れた氷龍は、まだ
身動きをする気配はないけど。



あたしは氷龍が気になった
けど、銀はすぐに視線を
はずして言った。



「こうなったら満月には
少し早いが、道を開く。

そこまではアイツは追って
来れないからな」


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