《完》守って! SILVER☆EYES ~狼クンとファンタジーラブ~
そう言うと銀はあたしの
手を引こうとした。



その時――…。



「チッ……意識が戻ったか!」



銀の舌打ちと同時に、下の
方からヒュンヒュンという
風を切るような音が
聞こえてきた。



ハッとして下を見る。


――氷龍が、ものすごい
速さでライトの支柱を
蹴りつつ登ってきてた。



「おびえなくていい、姫。

オマエはオレが必ず守る。

オレを信じて――来い!」



「えっ………!?」



来いって……もしかして
その腕に飛び込めってこと?


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