《完》守って! SILVER☆EYES ~狼クンとファンタジーラブ~
彼とあたしの右手は、
重ねた掌でしっかりと
繋がれてる。
――その手を優しく引いて
進んでく銀と一緒に、
あたしは森を歩いていった。
目指すは霊狼の里の長、
玖狼様のもと。
“姫”としての役目を
果たして、11年前の
恩返しをするために。
そしてきっとそれは――
あたしにとっても、何かの
ケジメになるに違いない。
「この森の終わりに、
玖狼様がいるの?」
そっと尋ねると、銀は
振り返って優しく言った。
_
重ねた掌でしっかりと
繋がれてる。
――その手を優しく引いて
進んでく銀と一緒に、
あたしは森を歩いていった。
目指すは霊狼の里の長、
玖狼様のもと。
“姫”としての役目を
果たして、11年前の
恩返しをするために。
そしてきっとそれは――
あたしにとっても、何かの
ケジメになるに違いない。
「この森の終わりに、
玖狼様がいるの?」
そっと尋ねると、銀は
振り返って優しく言った。
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