《完》守って! SILVER☆EYES ~狼クンとファンタジーラブ~
「最初からそう言えばいいのに。

――わかった。

それなら、消える」



「えっ―――…!?」



『消える』って??



――疑問に首をかしげて
られたのは、ほんの一瞬。



次の瞬間には、あたしは
声を失って駐車場の
アスファルトに尻餅を
つきそうになる。



「シッ、シロガ――…!?」



嘘だよね、こんなの?



思わず目をゴシゴシこすった。



だって、さっきまで銀が
いたはずのあたしの目の
前には、今はもう誰もいない。


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