《完》守って! SILVER☆EYES ~狼クンとファンタジーラブ~
「なんでっ!?

ど、どこから入ってきたのっ!?」



完全に裏返った声で
叫んだら、銀はいたって
平静な声で答えた。



「どこからと言われれば、
窓から」



「窓!?

って、そんなはずないよ!」



窓は鍵かけてあったはず。



あわてて見たけど、今も
まだ閉まったまま鍵も
ちゃんとかかってる。



「窓から入れるわけな――…」



とその時、ドアの向こうで
ママの声がした。



「小桃? 

どうしたの、大声出して」


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