《完》守って! SILVER☆EYES ~狼クンとファンタジーラブ~
あわてふためいてベッドの
上のシーツを体に巻きつけた。



「え? でもさっき、姫が
呼んだから……」



「よ、呼んでない! 

ってゆーか呼んだつもり
じゃなかったの!」



「なんだ、そうだったのか」



「と、とにかくいなくて
いいから!

――昨日みたいに消えれる
なら、消えてよっ」



パニックで、とっさに出た
テキトーな言葉だった。



けどそれを聞いた銀は
素直に頷く。



「わかった」


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