食べられたい!


「それじゃあ君が大人になって、
その時に気持ちが
変わっていなかったら
また会いにおいでよ」

その時はちゃんと食べるから、と付け足す。


「はい!」

そういうとヤツは笑って、
何処かへと走って行った。


その笑顔は、
とても幸せそうだった。






一体何時あいつと会ったのか、
家に帰ってから思い出すことができた。




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