透明な銃

着替えた後、松本と一緒に階下へ降りて彼の食事の準備をする。
いつもはリビングで待っているのに、今日は僕の足元でうろうろしている。可愛い。


そんな感じでご飯をあげて幸せをかみ締めている間に、母さんが僕の朝食を食卓に並べ終わっていた。
今日の朝食はトーストに卵焼きに味噌汁とサラダだ。
いつもながら和洋折衷な統一感のないメニュー。どれも好きだけど。


朝食を食べ、他の支度もすませ、学校へ向かう。
透明な銃は鞄の外ポケットにいれた。

これは本物だ。
そう分かったら、もちろん使うに決まっている。
僕には好きな人がいるからだ。
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