透明な銃


どうやら今度は成功したようだ。

かすかにハートが揺れたかと思うと、
今まで距離をとっていたケンジが、自らエレナに近寄っていった!

うん、やっぱりこれはちゃんと天使の説明どおりらしい。
毛づくろいをしあう2匹を見ていると自然と笑みがこぼれた。
そして僕はまた銃を鞄にしまい、学校へと向かった。


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