透明な銃

そんな時に学校で席替えがあった。
そして近くの席になったのが、出雲さんだった。


彼女は笑って僕に『よろしくね』と言ってくれた。

その笑顔が……姉さんと少し似ていたんだ。
僕の心を少し、明るくしてくれた、




僕が好きなのは、彼女の笑顔だったんだ。


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