悔やみ嘆く思い
「俺は山岡だ、よろしくな」山岡さんは怖そうな顔をしているが本当は優しいんですって感じのオーラが醸し出されている。
「俺は嶋谷翔太です」
山岡さんはいろいろと俺に話しかけてくれた。
実花のこともいろいろ聞かれた。
「へぇー翔太たちは本当に仲良しなんだな」
「はい、俺、あいつにいろいろ恩返ししねぇーとダメなんです」
「何で?」山岡さんは足を組み換えた。
「俺、父親がいなくて、こっち引っ越す前まで父親がいない理由だけでいじめられてました。」山岡さんは真剣に話を聞いてくれた。
「だから引っ越すってなった時もどーせまたのけ者にされるんだろなーって思っていました。でも、公園で母と遊んでいたら実花の家族がたまたま遊びにきて…」