悔やみ嘆く思い

あれから一週間後、俺は退院して、今、俺が通っていた中学校の前にいる。

「よぉー翔太!」声の方を向く。

「あっ、山岡さん…」
「お前のばあちゃんからここだって聞いたから」
そう言いながら俺の背中をばしっと叩く山岡さん。

「いってっっ」思わず声を上げてしまう。

「ハハハ!元気じゃねーか。翔太、話がある」
山岡さんの顔はさっきよりも怖い顔をしていて一瞬身震いした。

山岡さんが学校の中に入っていくから俺は山岡さんの後ろを着いていった。

中学校の事務所で警察手帳を見せて説明している山岡さん。

「どうぞ。」
事務のおばさんは笑顔で中に通してくれた。

俺は前に進むのが怖くて立ちすくんでいた。

「翔太…?」山岡さんは心配そうに振り向いて俺の名前を呼んだ。

「あ、すみません」俺は作り笑顔をして山岡さんに着いていった。

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