悔やみ嘆く思い
「1人の犯行だと思われる。多分男だ。実花さんを目撃した人はこの辺では見つからなかった。実花さんはその男の車に乗り車移動していたと考えられる。車移動ならみんないちいち見ないからな」
「ちょ、ちょっと待って山岡さん!!」
「どうした?」
「おかしいだろ?!何で実花が殺した犯人の車に乗ってるんだよ?!」山岡さんは俺をじーっと見つめた。
「実花さんの顔見知りの犯行だ。お前、心当たりないか?!」
「あるわけねーだろっ!!実花がそんな奴と関係しているなんて…ありえない……絶対ありえない……」
俺は信じられなくて頭を抱え込んだ。